Microsoftは米国時間11月11日、「Windows 7」および「Windows Server 2008 Release 2」の脆弱性に関する報告を調査中であることを発表した。この脆弱性を利用することで攻撃者は、コンピュータをクラッシュさせることがリモートから可能になるという。
Microsoft広報担当者によると、同社は「Windows Server Message Block(SMB)に存在する、サービス拒否(DoS)を発生する可能性がある脆弱性についての申し立てを調査中」だという。ただし、同広報担当者によると、Microsoftでは、この脆弱性を悪用した攻撃は確認していないという。
このバグは、Windowsでファイル共有に使われるServer Message Block(SMB)プロトコルにおいて無限ループを発生させる、と研究者のLaurent Gaffié氏は、Full-Disclosureのメーリングリストおよびブログへの投稿で記している。
同氏は、「ファイアウォールの設定にかかわらず、IEやNBNS( NETBIOS Name Service)のブロードキャスト通信などを経由して、リモートからクラッシュさせられる可能性がある」と記している。
また、Gaffié氏は「Windows 7、Server 2008R2リモートカーネルクラッシュ」用の概念実証コードも投稿している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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