Panda Securityの日本法人PS Japanは11月11日、Panda Cloud Antivirusの正規版を発表した。マルウェアやスパイウェア、ルートキット対策のセキュリティサービスで、無料で利用できる。Panda Cloud Antivirusは、6カ月間のベータテスト期間を経て正規版へ移行した。
Panda Cloud Antivirusの特徴は「アップデートボタンのない初めてのアンチウイルス」(同社)。各国のユーザーコミュニティからマルウェア情報を収集するシステム「コレクティブインテリジェンス」により、新種のマルウェアの脅威を「数分で自動的に判定および分類する」(同社)。コレクティブインテリジェンスのデータベースのサイズは25テラバイトにものぼるという。
ベータ版から正規版へ移行するにあたり、ユーザーインターフェースが改善されたほか、キャッシュの最適化とメモリマネジメントの改善でCPU使用率とメモリ消費を軽減し、パフォーマンスの向上を図った。その結果、メモリは「20MB」(同社)の消費量まで削減できたという。
対応OSは、Windows XP 32ビット版、Windows Vista 32ビット版と64ビット版、Windows 7の32ビット版と64ビット版。対応言語は11カ国語だが、日本語には未対応。同社では今後対応する予定としている。
利用にはメールアドレスを使ったアカウント登録が必要。プログラムは「Panda Cloud Antivirus」でダウンロードできる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」