NTTソフトウェア(伊土誠一社長)は、電話をかけるだけで、ウェブサイトのID/パスワード方式の認証を強化する本人認証ソリューション「CallPassport(コールパスポート)」を発売した。
インターネットサービスにおけるID/パスワード方式の認証に加え、電話の発信者番号を利用することで、強度を高めた本人認証を提供する。ネットショッピング、ネットオークションの他、SaaS/ASP、Web-EDI(ネットワークを介した企業間商取引)、VPN(仮想私設網)接続における認証にも適用可能。ID/パスワードによるインターネット経路と、電話回線の2経路での認証を併せて利用することにより、ID/パスワードが盗まれた場合でも不正利用を防ぐことができる。
ID/パスワードの入力に加えて、電話をかけるだけで認証できるので、誰でも簡単に操作可能。ユーザーの持つ固定電話や携帯電話の機種に依存しないため、サービス提供側の企業は新たに専用機器を配布する必要がなく、貸出管理コストや故障時の交換コストを削減できる。誰でも簡単に操作できるため、ヘルプデスクなど専門要員による操作説明も不要。
同社では、さらに認証機能を強化したい場合に、音声認識(合言葉)認証(音声言語を解析し、話す内容を文字データとして取り出す技術)や声紋認証(声の特長で個人を識別する認証技術)などの追加オプション機能も用意している。
価格は、登録ユーザー数が1000人規模の最小構成の場合で、税別449万円から。同社は今後3年間で3億円の販売を目標としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」