有限責任中間法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月19日、ウェブサイトが改ざんされ意図しないJavaScriptを埋め込まれる事象が多数発生しているとの報告を受けているとして、注意を呼びかけた。改ざんされたウェブサイトをユーザーが閲覧した場合、別のウェブサイトに誘導され、結果としてウイルスに感染する可能性がある。
米国US-CERTの情報によると、これらの攻撃にはAdobe FlashやAdobe Acrobat、Adobe Readerの脆弱性が悪用されているという。また、ウイルスに感染するとFTPアカウント情報が盗まれてユーザーが管理しているウェブサイトを改ざんされ、さらなる攻撃に使われる可能性があるとしている。
JPCERT/CCではこれらの攻撃への対策方法として、Adobe FlashやAdobe Acrobat、Adobe Readerといったソフトウェアを最新の状態にすること、ウイルス対策ソフトを導入して定義ファイルを最新にすることを挙げている。さらに、攻撃に使用される脆弱性が変化する可能性があるため、使用するPCのOSや、インストールされているソフトウェアに最新のパッチを常に適用することを勧めている。
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