Googleは米国時間10月15日、ウェブブラウザ「Google Chrome」の開発者向けアップデートをリリースした。クラッシュや動画再生に関連した複数の問題が修正されている。
Google Chromeは現在ベータテストの段階にある。Googleはまた、開発者向けバージョンも提供しており、今回の「Google Chrome 0.3.154.3」はこれに対応するものだ。
Google ChromeのプログラムマネージャーであるMark Larson氏は15日夜にメーリングリストへの投稿の中で、「Release 154.0(つい最近リリースされた開発者向けビルド)は、いくつかのブラウザクラッシュの問題を抱えていた。Windows Vistaが稼働するタブレットPCにおける起動時のクラッシュなどだ。われわれは、こうした新たなクラッシュの問題を修正したので、154.3はずっと安定しているはずだ」と述べた。
そのほかには、動画の再生開始後に数秒で異常停止する可能性のあるバグなどプラグインに関連する問題や、ブラウザの応答速度の低下を引き起こすプラグインのプライオリティに関する問題が修正されている。Google Chromeは、Adobe Systemsの「Flash」などMozillaの「Firefox」向けのプラグインを使用することができる。
セキュリティ面で言うと、ユーザーは「.exe」「.bat」「.dll」といった拡張子の実行ファイルを保存する前に、Google Chromeから手動の操作を要求される。
Google Chromeはオープンソースソフトウェアで、Googleは2人の外部プログラマーの貢献に対して謝意を表明している。
変更の詳細に関するGoogle Chrome 0.3.154.3のリリースノートはこちら。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス