マカフィーは6月9日、2008年5月のネットワーク脅威の状況を発表した。これは、「McAfee Managed Total Protection」のデータセンターで把握している情報をもとにトップ10を算出したもの。発表によると、ウイルスでは順位の変更はあるものの、前月とほぼ同じような傾向を示したという。
変化が見られた点として、「Downloader-UA」や「Downloader-UA.h」が上位にランクされたことを挙げている。これはマルチメディアファイルを利用したトロイの木馬で、当該ファイルがPtoPネットワークやスパムメールへの添付などにより配布されて検知数が増えている可能性がある。コンテンツ実行時に発生するポップアップや、ライセンス認証には充分な注意が必要としている。
企業におけるウイルス検知数の上位は、1位が「Generic!atr」(928件)、2位が「Generic.dx」(575件)、3位が「Downloader-UA」(426件)となった。ウイルスを検知したマシン数では、1位が「Generic!atr」(2880台)、2位が「Downloader-UA」(1598台)、3位が「Generic.dx」(1301台)となっている。
ファイル数では、1位が「W32/Fujacks!htm」(26万8435件)、2位が「W32/Fujacks.s」(5万1241件)、3位が「W32/Almanahe.c」(4万7628件)となった。PUP(不審なプログラム)では、企業における検知数は1位が「Generic PUP.g」(690件)、2位が「Exploit-MIME.gen.c」(454件)、3位が「Adware-GAIN」(448件)となった。マシン数では、1位が「Generic PUP.g」(1014台)、2位が「Exploit-MIME.gen.c」(822台)、3位が「Adware-GAIN」(619台)となっている。
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