シマンテックは12月21日、スパムレポートのクリスマスシーズン特別号を発行した。米国では例年、11月の第4木曜日に祝われる「感謝祭」翌日の「ブラックフライデー」から、一斉に全米各地でセールが開始され、この日から年末25日までの期間を“クリスマス商戦”と呼んでいる。
米国では39%の消費者がこの時期にオンラインショッピングを行うと予測されており、オンラインでの売り上げは260億円(2006年は210億円)に上ると推測されている。この時期はスパムが急増するシーズンでもあり、クリスマス商戦の開始当初から全送信メッセージ中のスパムの割合がすでに71%に達し、2006年12月の割合の59%を上回っている。シマンテックでは、2007年は2006年以上にスパムが急増すると予測している。
日本でも年末商戦に向けてオンラインショッピングの使用割合が増えると予測されることから、シマンテックでは消費者がスパムから身を守るための手段を紹介している。具体的には、最新のウイルス対策、ファイアウォール、スパムフィルタを活用することを勧めている。
また、スパムと思われるメッセージは決して開封、また返信はしないことを挙げている。メールを返信することで、スパム送信者はそのメールアドレスが有効アカウントであると認識し、さらにスパムを送りつけてくる可能性がある。さらに、怪しいメールにあるリンクは決してクリックしないよう呼びかけている。
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