ヒューマンテクノロジーズは4月24日、指紋認証システムの新バージョンを発表した。遠隔地操作や複数の指紋登録の機能が加わったことで、様々な用途に対応できるようになったとしている。これにより同システムの売り上げ拡大を狙う。
米DigitalPersonaの開発した企業向け指紋認証システム「DigitalPersona Pro(デジタルペルソナ・プロ)」は、指紋データやセキュリティポリシーをWindowsサーバで管理することができる。ヒューマンテクノロジーズでは、日本の販売代理と日本語のカスタマイズへのチェックなどを行っている。
バージョンアップ版では、離れた場所にあるPCへのログイン操作や、複数の指紋の登録ができるようになった。また、DigitalPersona Proは、これまでにもメーカー各社のノートPCへの指紋認証リーダー搭載モデルをサポートしていたが、バージョンアップによってサポート対象ではないノートPCについても迅速にライセンスを受けられるようになった。
指紋認証システムは、現在金融機関を中心に、個人情報管理を必要とする企業での利用ニーズが増えている。その際、管理者の遠隔操作が必要となったり、病院の受付など複数の利用者がログインするなど、利用シーンに合わせた機能が必要となり、今回のバージョンアップ版を出したという。
同社は現在、マイクロソフトや日本ヒューレット・パッカードなど数1000社への販売実績がある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する