Mozilla Foundationは米国時間3月5日、先ごろリリースしたブラウザ「Firefox」とアプリケーションスイート「SeaMonkey」向けのセキュリティアップデートには脆弱性が存在していたことをセキュリティ勧告で発表した。
Mozillaのセキュリティ勧告によると、脆弱性が見つかったのはFirefox 1.5.0.9およびFirefox 2.0.0.1と、SeaMonkey 1.0.7だという。
セキュリティ研究者らによると、12月中旬にリリースされた最初のパッチは、Firefox、SeaMonkey、そしてMozillaの電子メールクライアント「Thunderbird」の脆弱性を修正するものだったという。しかし、このパッチ自体が別の脆弱性を引き起こして、これが原因となってウェブコンテンツのJavaScriptコードが悪用され、任意のコードが実行されてしまう可能性がある。
Mozillaでは、Firefoxはバージョン1.5.0.10あるいは2.0.0.2、SeaMonkeyはバージョン1.1.1あるいは1.0.8にアップグレードするようユーザーに勧告している。
JavaScriptを無効にしても脆弱性の影響を防ぐことはできないと、Mozillaでは注意を呼びかけている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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