セキュリティ企業のWebsenseは米国時間11月6日、人気ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のMySpaceで、YouTubeからの映像とみせかけてアドウェアをインストールするプログラムが発見されたと警告した。
Websenseによると、このポルノ風の映像は、MySpaceの複数のページに掲載されているという。YouTubeからの映像と見せかけているが、実際には「Yootube.info」という模倣ドメインでホスティングされている。このウェブサイトは、米国時間11月7日夕方の時点ではオンラインのままだ。
「映像をクリックすると、映像のコピーに誘導される」とWebsenseは説明している。ユーザーはその後、Windows Media Playerにリダイレクトされ、「Zango Cash」というアドウェアプログラムをインストールするライセンス規約のポップアップ画面が表示されるという。
「このライセンス規約を承諾すると、映像がダウンロードされ、Zango Cashの実行ファイルをインストールしようとする」とWebsenseの警告は続いている。
広告ソフトウェアメーカーのZangoは、ソフトウェアの削除方法を明確に表示することなく消費者のPCに自社ソフトウェアを詐欺的にインストールしたことで、米連邦法違反の罪に問われたことがあり、11月3日に米連邦取引委員会(FTC)と300万ドルで和解に至ったばかりだ。
Zangoは、180solutionsとHotbarが2006年6月に合併してできた会社だ。
Zangoのソフトウェアは、広告を表示するのと引き換えに、動画、ゲームなどのコンテンツや各種ツールへのアクセスを可能とする。Zangoのウェブサイトによると、同社は1インストールあたり最大45セントを支払っているという。だが、多くのスパイウェア対策プログラムは、Zangoのソフトウェアを「危険」と分類している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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