ドコモショップの顧客情報を記録したUSBメモリ、車上荒らしで盗難被害に

 NTTドコモは10月4日、ドコモショップ新津店(新潟県新潟市)の顧客情報を記録したUSBメモリが、車上荒らしによって盗難されたと発表した。このUSBメモリには、4万件近い顧客情報が記録されていた。

 ドコモショップ新津店は、NTTドコモの販売代理店であるテレコム三洋が運営している。事務所の移転準備作業中の9月25日に、備品購入のために社員が新潟市内のショッピングセンターに出かけ、車を駐車していたところ、ドアのガラスが割られて車内にあったバッグを盗難された。

 盗難されたバッグには、テレコム三洋が経理処理用に作成したドコモの顧客情報を含む資料を記録したUSBフラッシュメモリが入っていた。このメモリは、移転作業による経理用パソコンのデータの破損などのトラブルに備えて使用していたものだという。なお、この社員は9月25日のうちに警察署に盗難届を提出している。

 USBメモリに記録されていた顧客情報は、テレコム三洋の取引先である新潟県内の販売代理店において、2000年2月29日から2006年9月23日までに新規契約・機種変更・解約などを行った顧客の情報で、「お客様氏名」「携帯電話番号」「機種名」「契約日」「ネットワークサービス申し込み内容」などのデータが含まれていた。

 件数は、顧客氏名と携帯電話番号の両方が含まれていたのが1万9569件、顧客氏名が含まれていたのが1万1800件、携帯番号が含まれていたのが8034件となっている。

 NTTドコモでは、専用の問い合わせセンターを設置している。電話番号は0120-612-550、受付時間は朝9時〜夜8時まで(平日・土日祝日ともに)。

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