ジネディーヌ・ジダン選手がサッカーのワールドカップで起こした頭突き問題に関心がある人は、ウェブで情報収集する際にご用心を。
サッカーのワールドカップ決勝戦で起きた頭突き事件を悪用して、スポーツファンのPCに悪質なコードをインストールするサイトが出現したとWebsense Security Labsが米国時間7月14日に警告を発した。
Websenseが発見したのは、2006 FIFA World Cupの公式サイトを装う偽サイト。この偽サイトは、ジダン選手が決勝の対イタリア戦で起こした頭突き問題をトップニュースとして扱い、「(頭突きを受けた)マテラッツィ選手はジダン選手に一体何と言ったのか?」と訪問者に疑問を投げかける内容になっている。
Websenseが発したアラートによると、この偽サイトを訪問したユーザーのPCはトロイの木馬のダウンロードプログラムに感染し、このサイトからマルウェアをダウンロードするという。「これはユーザーのアクションを介さずに行われる」とWebsenseは述べている。
偽サイトは米国でホスティングされており、米国時間7月14日現在も稼働中である。Websenseによると、このサイトは、ウェブベースの攻撃を容易に行えるようにするツールキットで、ウェブ上でも販売されている「Web Attacker」ツールキットを利用して作成されているという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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