Skype Technologiesは、人気の無料インターネット電話ソフト「Skype」のアップデートを行い、機密情報の漏えいを招く恐れのあるセキュリティ脆弱性を修正した。
同社が現地時間5月19日に発表したセキュリティ警告によると、攻撃者が作成したSkypeのハイパーリンクをユーザーがクリックすると、その人のコンピュータに保存されているファイルが別のSkypeユーザーに送信されてしまうという。
セキュリティ監視会社Secuniaはこの脆弱性の危険度について、同社の評価システムで5段階中3番目の「moderately critical(やや深刻)」と評価している。同社は、「(攻撃者はこの脆弱性を利用して)特定のセキュリティ制限を回避し、一部の機密情報を暴露する可能性がある」と警告する。
17日にリリースされたアップデート版「Skype 2.5.0.82」ではこの問題が修正されている。
Skypeは2005年9月にオンラインオークション大手の米eBayに買収された。Skypeによると、現在1億人以上の人々が同社のサービスにユーザー登録しているという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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