大日本印刷(DNP)は2月22日、ワンタイムパスワード(使い捨てパスワード)を利用した認証システムを開発したと発表した。今春にも、三菱東京UFJ銀行のオンライン口座一覧管理サービス「MUFG NET PLAZA」に試験導入する。
MUFG NET PLAZAのユーザーに、使い捨てパスワードの生成機能を備えるICキャッシュカードと専用端末を送る。ユーザーが端末にカードを挿入すると、端末の液晶画面がパスワードを表示。三菱東京UFJ銀行のウェブサイトでこのパスワードを入力すると、専用サーバで認証を実施する。
認証に成功した時点でパスワードは無効となる。インターネット上でパスワードを盗み取られた場合に、不正利用のリスクを低減できる。またICキャッシュカード自体も、内部情報の読み出しや書き換えが困難な設計を採用したとしている。
三菱東京UFJ銀行とDNPの双方が認証用サーバを運用し、動作を検証する。DNPでは今後、三菱東京UFJ銀行の各種インターネットサービスに同システムを提供していく予定。またオンライン証券取引サービス、電子商取引(EC)サイトでの導入証実験も実施し、1年以内の事業化を目指す。
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