Microsoftは米国時間14日、月例パッチリリースの一環として、7件のセキュリティ情報を発表した。この情報には、「Internet Explorer(IE)」におけるWindows Meta File(WMF)の脆弱性に対する「緊急」のパッチも含まれている。
また、Microsoftは、「Windows Media Player 7.1」の脆弱性に対する別のパッチを「緊急」と分類している。他の情報5件は「重要」と分類されている。
IE用のアップデートは、WMFの脆弱性が発見された後、Microsoftが先週発表したセキュリティ情報を受けたものだ。対象となる脆弱性は、「Windows 2000」で稼働するIE 5.01 SP 4、「Windows Millenium Edition(ME)」で稼働するIE 5.5 SP 2に存在すると、Microsoftはセキュリティ情報で述べている。
同脆弱性を悪用することで、影響を受けたシステムの乗っ取りが可能になる。また、Microsoftは先週、IE 6 Service Pack1へのアップグレードを推奨している。
Windows Media Playerの脆弱性については、影響を受けるWindowsのバージョンが、公開されたセキュリティ情報にある「詳細」の「要点」に記載されている。
Windows Media Playerの脆弱性により、カスタマイズされたWindows Media Playerに埋め込まれた悪質な画像を通して、リモートからのシステムの乗っ取りが可能になる場合がある。
「ウェブ上にホスティングされているメディアをダウンロードするユーザーが多いことから、この脆弱性は、Microsoft Internet Explorerを通して悪用される可能性がある」と、Microsoftは声明で述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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