ソニーBMGのCDに採用されているコピー防止用ソフトウェアに関して、その脆弱性を修正する目的で出されたパッチ自体に問題が見つかったとプリンストン大学の研究者らが発表したことから、同社ではこのパッチを交換するべく準備を進めている。
ソニーBMGは米国時間6日、コンピュータに挿入されるとコピー防止用ソフトウェアが自動的にインストールされる機能のついたCD27タイトルに、新たな危険性が発見されたことを発表した。同社は電子フロンティア財団(EFF)と協力し、この脆弱性を解消するためにパッチをリリースした。
ところが、プリンストン大学のコンピュータサイエンスの教授、Ed Feltenが7日、このパッチ自体に問題があり、コンピュータがハッカーの攻撃を受ける可能性があると自身のブログで指摘した。
ソニーBMGの幹部は8日、Feltenが指摘した問題について、セキュリティ専門家らと協力しながら解決に向けて取り組んでおり、新しいパッチを同日中に公開すると述べた。
「われわれは今回の問題から、セキュリティ分野の動きは非常に早いということを学んだ」と、同社のThomas Hesse(グローバル・デジタルビジネス部門プレジデント)は述べている。「われわれは、常に注意を怠らず迅速に対応することを心がけている、この問題の対応についてはすでに専門家に相談している」(Hesse)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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