米国時間7日に発表された家庭用PCユーザーを対象とした調査で、3つの重要なセキュリティ対策のうち、未導入な対策が1つはあるユーザーが81%もいることが分かった。また一方では、ファイアウォールや最新のウイルス対策ソフトウェアを使っているユーザーが増えていることも明らかになった。
AOLとNational Cyber Security Allianceによると、調査対象となったユーザーの大部分で、3つの重要なセキュリティ対策(ファイアウォール、最新の状態に保たれたウイルス対策ソフトウェア、スパイウェア対策ソフトウェア)のうち、未導入な対策が1つはあることが分かった。
そのうち、ウイルス対策ソフトウェアを導入していない、または1週間以内に更新していないユーザーが56%、正しい設定でファイアウォールを導入していないユーザーが44%だった。また、スパイウェア対策ソフトウェアを導入していないユーザーが38%だった。
「ほとんどのユーザーは自分が守られていると考えているようだが、調査はその逆の結果を示した」と、National Cyber Security AllianceのエグゼクティブディレクターRon Teixeiraは声明の中で言う。「ネット上で安全性を維持するのに必要な3つの基本対策を怠る人があまりに多すぎる」(Teixeira)
とはいえ、改善も見られた。正しい設定でファイアウォールを導入している家庭の数は2004年の28%から56%に増えた。
同調査によると、Windows XP Service Pack 2にデフォルトでファイアウォールが含まれていることがファイアウォール使用率の改善につながったという。
最新の状態に保たれたウイルス対策ソフトウェアをコンピュータに導入している家庭の比率は、2004年の33%から2005年の44%へと増えた。さらに、スパイウェアやアドウェアがシステムに組み込まれているPCの数は、2004年の80%から2005年の61%へと減った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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