クローバー・ネットワーク・コム(CNC)は10月24日、フィッシング詐欺およびファーミング詐欺を防止するための偽サイト判定ソフト「DocWall」の無償配布を開始した。現在、金融機関を始め上場企業約8000社のウェブサイトを、正式サイトかどうか判定できる。同社のウェブサイトで、Windows 98SE/Me/2000/XP対応版がダウンロード提供されている。
DocWallは、同社が提供する「フィッシング詐欺・ファーミング詐欺防止システム」に対応したユーザー側クライアントソフト。同社の認証センターでホワイトリストとブラックリストを管理し、ユーザーのPCにインストールしたDocWallでウェブサイトの真偽を確認する。偽サイトである場合は警告が表示されるので、被害を未然に食い止められる。
DocWallには、フィッシングメール検出・削除機能もあるので、閲覧しただけで被害にあうようなウェブサイトに対するアクセスも事前に防ぐことができる。DNSサーバ乗っ取りやHostsファイル書き換えによるファーミング詐欺、リンク先URLの不正書き換えといった行為を検知する機能も備えている。
ホワイトリスト掲載などに必要な「Web認証登録」の料金は、年額10万〜200万円。また「フル機能」を利用する場合の価格は企業規模によって異なり、大手金融機関の場合で契約金2000万円、年間運用費2000万円から。
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