システム開発のヴァスダックエンジニアリングは10月14日、チェコのGRISOFTが開発したウイルス対策ソフト「AVG」シリーズの日本国内での販売を開始した。
AVGには、個人の私的利用限定で無料で使える「AVG Free Edition」(英語版)がラインナップされている。Free Editionはヴァスダックからのサポートは受けられないが、ウイルスの定義ファイルは2〜3日で1回の頻度で配信される。
Free Editionは常駐し、PC内部に加えてメールに対してもウイルススキャンする。対応OSはWindows 98、Me、2000、XPであり、ヴァスダックのウェブサイトからダウンロードできる。
有償版の「AVG Professional Single Edition」(英語版)は、Free Editionの機能に加えてスキャンの実行日時指定など、設定変更ができるほかに、ヴァスダックからメールでのサポートを受けられる。
Professional Single Editionは2年間の契約で1ライセンス37.50ドルで利用できる。対応OSはWindowsのほか、Linuxでも利用できる。なお、購入はドルで決済しなければならない。AVGシリーズは、SOHO・中小企業向けも用意されている。
ヴァスダックはSOHO・中小企業対象のミドル市場への販売を積極的に展開したいとしている。今後1年間で無償版AVGの100万本提供、有償版で売上高5億円を目指す。
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