Nokiaは、特定の機種の携帯電話をターゲットとするウイルスから自社の携帯電話機を守ることを目的に、Symantecと提携した。
米国時間5日に発表された同契約の下、Nokiaは同社のスマートフォン「Series 60」にSymantecのウイルス対策プログラムMobile Securityを搭載する計画だ。このプログラムは、ユーザーがスマートフォンに保存している連絡先などの広範囲に渡るデータを破壊する可能性のある攻撃を撃退するためのものであると同社は説明した。スマートフォンは一般的に、電子メールやウェブサイトの閲覧など、コンピュータのような機能をたくさん備えているおり、攻撃に対しては脆弱である。
携帯電話を狙ったウイルスはさほどたくさんは出回っていないが、その危険性は除々に高まりつつあると、セキュリティの専門家は言う。セキュリティ専門企業のF-SecureやTrend Microは、携帯電話用のウイルス対策ソフトを開発しており、悪質なコードが広まりつつあると警告している。一方、リサーチ会社のGartnerは先頃、急速に広まるタイプの携帯電話ウイルスやワームが2008年より前に発生する可能性は低いと予測している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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