英スパム対策機関が現地時間6日に語ったところによると、Yahooは、何千ものフィッシングサイトをホスティングしており、オンライン詐欺問題に対処する訓練を受けたスタッフを十分に抱えていないという。
スパム対策機関Spamhausの最高情報責任者(CIO)Richard Coxは、政治家、セキュリティ専門家、警察官を相手に、Yahooはドメイン名に「bank」「eBay」「PayPal」を含むサイトを約5000もホスティングしていると語った。
これらのサイトのほとんどが、フィッシングサイトに悪用されていると、Coxはロンドンで開催中の「eConfidence--Spam and Scams」会議で語った。
Coxによると、インターネットサービスプロバイダ(ISP)各社はこの問題をセキュリティ問題とみなすように社員を教育していないという。「ISP各社は、不正使用問題を顧客サービスに関する問題と勘違いしている」と、Coxは主張した。
これに応え、YahooはCoxの主張を真剣に受け止めると述べた。「我々は、セキュリティ問題を非常に重視しており、この問題を徹底的に調査する」と、Yahoo EuropeアライアンスディレクターのNick HazellはZDNet UKに語った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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