NTTコミュニケーションズは4月15日、モバイルPCからの情報漏えいを防止する「セキュアドライブ」を開発したと発表した。
これは、同社が独自開発した「秘密分散システム」をWindowsのドライバレベルで実装したもの。モバイルPCにドライバをインストールすれば、データはモバイルPCと携帯型のハードディスクをはじめとする外部記憶装置に分散して保存され、単独の分散データからは元のデータが復元されない。そのため、モバイルPC本体と携帯型ハードディスクのどちらか一方を紛失したとしても、情報漏えいを防止できる。3月25日に提供が開始された「セキュアUSBメモリサービス」と併せて、企業の情報漏洩対策での効果を狙う。
同社では今後も広くパートナーを募集し、各種関連ソフトウェアの開発やセキュアドライブ対応のPC・外部記憶装置の開発、販売などを進めていく。また、プライブ・シェルターやミニストップ、東邦薬品、東邦システムサービス、NTTコムウェアなど6社と協力し、「セキュアドライブ」の事業化に向けて5月中旬からフィールド実験を開始する予定だ。
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