日本ネットワークアソシエイツは6月4日、Linux向けウイルス対策ソフトウェアMcAfee LinuxShieldを発表した。Red Hat Linuxを実行しているファイルサーバをウイルス、ワームなどの悪性コードから保護できるという。
同社によると、「新しいウイルス、ワーム、複合型脅威のほとんどはマイクロソフト製OSを標的とするが、悪性コードはルータ、ファイアウォール、Linuxプラットフォームなどマイクロソフト以外のプラットフォームからも入り込む」。また、「ほとんどのWindowsウイルスはユーザーが添付ファイルを実行して初めてコンピュータに感染するのに対し、多くのLinuxウイルスはユーザーの介在を必要としないので、Linuxの場合はサーバを最新に保ち、最新のウイルス対策を講じることがWindows以上に重要」(同社)と指摘する。
McAfee LinuxShieldは、同社のMcAfeeスキャンエンジンをベースとしており、感染前にLinuxとWindowsの両ウイルスを阻止できるという。ウイルス定義ファイルの自動アップデート機能や、修正プログラム公開前でも新種のウイルスを識別できるヒューリスティック検出機能なども備えている。
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