NECは5月10日、ワームによるネットワーク被害を未然に防ぐ対策ソリューション「WormGuard IPシリーズ」を販売すると発表した。同ソリューションは、コンピュータワームが攻撃前に行う偵察活動を検知し、攻撃を遮断する。価格は275万円から。同日出荷を開始する。
WormGuard IPシリーズは、セキュリティホール探査やポートスキャン、NetBIOSスキャンなど、ワームがほかのコンピュータに攻撃を仕掛ける前に行う偵察活動を検知できる。そして、ワームに偽のセキュリティホール情報などを応答することで攻撃を遮断し、ワームの拡散を未然に防止する。従来のワーム対策システムで必要だったシグネチャ(攻撃パターンファイル)が不要になるだけでなく、未知の手法で攻撃してくるワームに対しても防御効果を発揮するという。
既設のハブやスイッチに接続して導入するので、ネットワーク構成を変更することなく利用できる。さらに、「導入前に比べネットワーク性能が低下することもない」(同社)。
同社は、偵察内容や偽装情報に対する攻撃内容、実施した予防措置などを分析し、さらなるセキュリティ改善に向けた提案を行うサービスも提供する。
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