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「サイバーテロは問題視されすぎ」:サイバー犯罪対策の重要性を訴える専門家

2005/11/25 21:24
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 サイバーテロに対する恐怖感が、実はITセキュリティを脆弱なものにしていると、専門家が発言している。

 Bruce Schneierは米国時間22日、ZDNet UKのインタビューに応じ、警察当局がコンピュータネットワークに重大な危機をもたらすテロリストの存在を懸念することについて、これは、犯罪者が与える脅威から世間の注意をそらすという重罪だと述べた。同社はセキュリティ関連の著書も数冊あり、Counterpane Internet Securityの創設者でもある。

 「テロの脅威は問題視されすぎだ。それに対して、犯罪の脅威はあまりに軽視されている」とSchneierは述べた。「人々は、重要なインフラに対するサイバーテロの危険性について話をする。しかし、最も起こる可能性が高いのは、犯罪だ。テロリストほどの派手さはないが、身近で多いのは犯罪者の方だ」(Schneier)

 Schneierとのインタビューは、ロンドンで開催されたあるイベントでSANS Instituteが最新のセキュリティレポートを発表した後に行われた。同イベントにおいて、U.K. National Infrastructure Security Coordination Centerのディレクターを務めるRoger Cummingsが、英国の重要なインフラに対する第一の脅威は外国政府である、という発言をしている。

 「諸外国により、重要な情報インフラが綿密に調べられている」とCummingsは述べた。同氏の述べる英国の(重要な情報インフラ)とは、金融/輸送/通信/エネルギー業界、そして、政府機関のシステムだ。

 しかし、Schneierは、政府がサイバーテロに注意を向けすぎていることを心配している。サイバー犯罪と戦うために必要なリソースが、サイバーテロにより奪い取られているという。

 「犯罪者に注意を向けるべきだ。犯罪対策として使われる費用は、十分でないと思う。個人情報の盗難などの犯罪を見るとよい。依然発生している。金には犯罪が付きものだ」とSchneierは述べる。

 また、Cummingsは、同氏が「悪意ある市場」と呼ぶ場所で、犯罪組織と政府機関の両方が、ハッカーを雇い始めていると述べた。

 Schneierは、この問題に同意する。

 「脆弱性、不具合、古いコンピュータなどの市場は確実に存在する。それは悪の開発だ。しかし、ハッカーと犯罪者を結びつけるパイプが確実にある」とSchneierは述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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