ここ2〜3年で続々と登場してきたのが、読んだ本をオンライン上で記録してデータベース化できる「読書管理サービス」だ。それぞれの本には評価をつけたり読後の感想を書き込めたりするほか、これから読みたい本を備忘録代わりに登録しておくこともできる。
オンラインで読書記録をつけるメリットとして、Amazon.co.jpの持つさまざまなデータとの連携が挙げられる。特に書影が表示できることはオンラインサービスならではのメリットであり、ライブラリとしての価値向上に一役買っている。書影をズラリと並べ、蔵書をバーチャルな本棚として表示できるサービスもある。
最近のトレンドとしては、iPhoneを中心にしたモバイル環境から手軽に登録できる機能がある。身近にあるモバイル端末から読み終わった本をすばやく登録できることで、サービスの使い勝手はますます向上し、利用頻度も高くなる。サービスによっては、カメラ機能を用いてバーコードをスキャンすることで手入力を不要にしている場合もある。
もう1つはTwitter連携だ。アイテムを登録すると同時にTwitterに自動投稿することで、話題につなげられる機能だ。これとは逆にTwitterでつぶやくことによって登録されるサービスもある。登録時の利便性を高めるのはもちろん、読書を通じて同好の士を見つけるのに適している。
今回は、過去に本誌「エディターズレビュー」で紹介したサービスを中心に、読書管理に適したウェブサービス8つを紹介する。基本的にこれらサービスは感想やレーティングを含めたフォーマットに互換性がないため、いちど決めたら乗り換えるのは容易ではない。利用開始にあたっては、サービスの充実度や将来性などを十分に考慮して自分に合ったサービスを選びたい。
なお、リンク先の記事については執筆当時の内容であるため、現在は仕様が変更になっている可能性があることを予めご了承いただきたい。また、記事の最後には各サービスごとの登録件数の比較を付したので、あわせて参考にしていただければと思う。
読書管理サービスとしては老舗のサービスとなる「MediaMarker(メディアマーカー)」。 5段階のレーティング機能や、読書数のグラフ表示、購入金額の集計機能などが売り。書籍はもちろんCDやDVD、ゲームなども登録できる。ケータイ向けサイトのほか、iPhoneアプリも用意されている。
「読書メーター」は、グラフ表示機能が売りの読書管理サービス。読了した冊数が棒グラフで表示されるので、読書のモチベーションを上げるにはぴったり。ページ数のカウントや読書日をカレンダーに表示する機能といった特徴的な機能も用意されている。対応は書籍のみ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力