[ウェブサービスレビュー]読書量をグラフで見やすく表示!「読書メーター」

トリスター
内容:「読書メーター」は、読みたい本や現在読んでいる本、読み終わった本の記録をオンラインでつけられるサービスだ。冊数やページ数がグラフで視覚化されるため、読書に対するモチベーションを上げるのに適している。

 「読書メーター」は、読書量をオンラインで管理できるサービスだ。読みたい本や現在読んでいる本、さらに読み終わった本のタイトルを記録したり、ちょっとした感想を記録するのに活用できる。

 マイページを作り、オンラインで本を登録、管理するというコンセプトは以前紹介した「メディアマーカー」とよく似ているが、本サービスは対象が書籍のみとなっており、CDやDVDはサポートされない(DVDについては姉妹サイト「鑑賞メーター」でサポートしている)。機能も「メディアマーカー」に比べるとややシンプルで、ヘビーユーザー向けの一括登録などの機能は用意されていない。

 本サービスの特徴は、そのグラフィカルなインターフェースにある。読了した冊数やページ数がわかりやすい棒グラフで表示されることにより、読書に対するモチベーションが否が応でも向上する仕掛けになっている。本を読んだ日にチェックを入れて連続読書日数を表示する読書チェッカー機能や、平均読書冊数の表示、読書家ランキングといったユニークな機能も、これらの一助となっている。

  • 「読書メーター」トップページ。グラフィカルな表示が特徴的

  • マイページ。ユーザ登録をすると利用できるようになる。読書ページ数、冊数がグラフで表示されるほか、読み終わった本や現在読んでいる本、積読本などのサムネイルを表示することができる

  • 本の登録はタイトルのほか、ISBNコードからも可能

 また、他ユーザーの読書コメントが一覧しやすいことも特徴だ。ほかのユーザーがその本に対してどのような感想を抱いたのかを容易に閲覧できるので、レビューサイトなどで他ユーザーの書評を見るのを楽しみにしている人にとっては、非常に便利に使えるサービスだと言える。ざっと見る限りでは、「メディアマーカー」を利用しているユーザーの多くがノーコメントで登録していることが多いのに対し、本サービスは感想つきで登録されている割合が多いように感じた。それだけ本サービスを熱心に利用しているユーザーが多いことの証だろう。

 その一方、コメントを書き込むためにはまず先に本を登録し、その後更新するという独特のインターフェースは、慣れるまではやや時間がかかる。また、読書のモチベーションを向上させるための豊富な機能は、記録が途切れた際にむしろモチベーションを低下させ、サイトから足を遠のかせてしまう危険性も伴っている。緩い感じで利用できるメディアマーカーに比べると、まめなユーザー向けの、継続利用を必要とするサービスであると言えそうだ。

  • 個々の本のページ。読了日などのステータスが登録できるほか、コメントも書き込める。また、他のユーザが書き込んだコメントも見ることができる

  • 登録した本の傾向から、傾向の似たユーザを表示することができる。このほかSNS的なコミュニティ機能も充実

  • ランキングも充実。これは読んだ本のランキング

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