朝日新聞社は4月20日、電子書籍「WEB新書」を創刊した。同日開設した有料コンテンツ配信サイト「Astand」で販売している。
WEB新書は、調査報道や注目ニュース、話題となっているトピックの解説などをまとめたもの。朝日新聞出版のほか講談社、時事通信社、小学館、ダイヤモンド社、文藝春秋がコンテンツを提供する。
縦書きと横書きのどちらでも読めるようになっており、自動で文字送りもできる。創刊記念価格として、6月末までは一律105円で販売する。料金はクレジットカードで支払う。開始時はPCのみで見られるが、今後はモバイル端末などにも対応する予定だ。
創刊時には「ネット生中継とツイッター」「職場を去るという決断」など計34商品をそろえた。「政治・国際」「経済・雇用」「社会・メディア」の3分野を中心に、毎月数十点の新商品を追加する。
AstandではWEB新書のほか、専門性が高い書き下ろし連載なども取り扱う。朝日新聞校閲センターの記者が執筆する「ことばマガジン」(月額525円)、朝日新聞編集委員の講演録をまとめた「高橋牧子のファッショントレンド 分析2010 秋冬」(2100円)などを用意している。アサヒ・コムのニュース記事にAstandのコンテンツを関連商品として表示することで、読者を誘導する考えだ。
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