「Google Buzz」でのプライバシー関連の混乱をめぐって批判を浴びているGoogleは、Buzzユーザーが自分のプライバシー設定を把握していることを念入りに確認したいと考えている。
米国時間4月5日、GoogleはBuzzにログインしたユーザーに対して、プライバシー設定を再確認するよう要請すること呼びかけた。Buzzが「Gmail」の連絡先を自動的にフォローしたことに対するプライバシー面での反発を受けて、Googleが同サービスの新規ユーザー向けに急いで作成した確認画面を、既存ユーザーにも提示することが狙いだ。
同システムはフォローする連絡先を「提案」するように変更され、Buzzユーザーにフォローしたいユーザーの確認を求めるようになっている。この際、自分が望まないフォロワーをブロックすることも可能だ。Buzzでは公開当初より、ユーザーによるプライバシー設定の変更が可能だったが、同サービスの最初の実装では設定画面にたどり着くのが困難だったため、Googleが同サービスを開始した動機をめぐって批判が噴出し、同ソフトウェアにはいくつかの変更が加えられた。
米連邦取引委員会(FTC)はGoogleのアプローチを批判しており、米議会の複数の議員は先ごろ、Google Buzzとそのプライバシー面での失態について調査を開始するよう要請した。全てのBuzzユーザーが自分のプライバシーオプションを把握していることを確認する取り組みをGoogleが開始したのは、この調査要請が原因だったという可能性も考えられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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