TBSテレビ(TBS)は3月29日、同社が運営する有料動画配信サービス「TBSオンデマンド」について、2009年度は通期で黒字化を実現する見込みだと発表した。
TBSでは、2005年11月より有料の動画配信事業を開始。2008年9月にTBSオンデマンドとしてリニューアルした。ドラマや映画、アニメのほか、音楽ライブ、バラエティ、スポーツ、ドキュメンタリーなど、TBSの番組を24時間365日配信している。現在、売上げが前年同月比の約5倍で推移しており、リニューアルから1年半で、黒字転換に成功するという。
黒字化の理由については、TBSオンデマンドへのリニューアルに加え、2009年4月から、TBS局制作ライブラリードラマの大量配信を開始したこと、「東方神起最新ライブ」などのオリジナルコンテンツを配信したことが、主な要因であるとしている。また、「TBSペイテレビ事業部」で、「TBSチャンネル」と「TBSニュースバード」、およびTBSオンデマンドを一体運営することにより、権利処理などの作業を共通化し、効率化できたことも一因であるとしている。
TBSでは事業拡充に向け、地上波で放送中した番組を約48時間後以降に視聴できる「見逃し配信」を4月以降に開始する。さらに、プレゼントキャストの「テレビドガッチ」やフロントメディアの「QTV ビデオ」、TSUTAYA TVの「TSUTAYA TV」など、提携配信先を追加していく。
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