Googleは「Google Calendar」サービスの無料および有料版で、時間管理の悩みの1つを新しいリスケジューリング機能によって解決しようと試みている。
Googleが「Smart Rescheduler」と呼ぶこの機能を利用すると、Google Calendarのイベント作成者は参加者の共有スケジュールを基に、会議を開くべき別の時間の候補を提示してくれる。多くの新興企業が何年も前からこの問題の解決策を模索してきたが、この新機能は、時間の候補を発見するプロセスを自動化してくれる。
この場合の唯一の要件は、ほかの参加者がイベント作成者とカレンダーを共有していることだ。この機能は相手と1回きりの会議を初めて行うような場合には、少し無理があるかもしれない。しかし、「Google Apps」の有料版として企業向けに提供されるPremier Editionのユーザーは、使用中のあらゆる会議室スケジューリングツールにこの機能を統合することができる。
Googleの説明によると、スマートリスケジューリングアルゴリズムの開発は、同社の検索アルゴリズムと多くの共通点があったという。Googleがウェブ検索の結果を分類するのと同じように、スマートリスケジューラは自らが最善と判断したものから順に新しい時間をランク付けする。会議の主催者が、空いている時間の範囲(航空券を検索するときとよく似ている)や、出席してほしい人、または出席する必要がある人を変更することで、Smart Reschedulerからの提案を調整する方法も用意されている。
Googleは現在、「Google Calendar Labs」でSmart Reschedulerを提供している。ユーザーは設定で同機能を有効にする必要があるが、受け手側は設定を一切変更することなく同機能を利用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス