Twitterは、同ソーシャルメディアサイトのユーザーがログイン情報の盗み取りなどの攻撃を目的とするフィッシングサイトへのリンクにだまされるのを防ぐため、新しいサービスの提供を開始する。
Twitterが米国時間3月9日にTwitterブログで述べたところによると、同サイトに投稿された全てのリンクは、マルウェアへ誘導するリンクを検出できるフィルタにルーティングされるようになるという。
Twitterはこの投稿で、「数週間前、(Twitterの共同創設者である)Biz(Stone氏)は、Twitterユーザーが主にダイレクトメッセージに含まれるリンクを通して拡散されるフィッシング詐欺の被害に遭っている現状を説明した」と述べ、「簡単に言えば、ユーザーがそのリンクをクリックすると、悪いことが起きるという仕組みだ。わたしのチームは、悪意のあるリンクが既に送信された後でのみ、こうした詐欺を見つけ出すことができる」と語った。
ブログ投稿によると、新しいフィルタリングサービスを導入すれば、悪質なリンクを含む電子メール通知が既に送信され、ユーザーがそれをクリックしてしまった場合でも、そのユーザーの安全は確保されるという。
攻撃は主としてダイレクトメッセージおよびダイレクトメッセージについての電子メール通知を通して行われるため、フィルタリングの対象となるのはこれらの通信手段を介して送信されるリンクとなっている。
Twitterユーザーは2月、一連のフィッシング攻撃を受けている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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