「Greasemonkey」スクリプトは「Firefox」向けに、単一の目的を持つ機能強化を簡単に作成する手段を提供する。これが「Google Chrome」でもネイティブで動作するようになった。
Firefox向けアドオンGreasemonkeyの開発者であるAaron Boodman氏は米国時間2月1日、ブログ記事の中で、バージョン4以降のChromeは追加設定を行わなくても、JavaScriptで記述されたGreasemonkeyスクリプトの大半をサポートできるようになると発表した。これには、「Windows」(安定版、ベータ版、開発者版)、「Mac」(ベータ版、開発者版)、Linux(ベータ版、開発者版)向けのすべての利用可能なビルドが含まれる。Chromeでは、インストール中にJavaScriptが直接Chrome拡張に変換され、新しいアドオンは、Chromeの「Extension」管理ウィンドウ内で拡張として表示される。
これによって、4万種類のGreasemonkeyスクリプトが、増加を続けるChromeの拡張カタログに追加される可能性があるが、Boodman氏は、そのうちの15〜25%はChromeとFirefoxのコーディングの違いにより、Chromeでは機能しないと見積もっている。
Boodman氏はブログ読者に対し、Greasemonkeyスクリプトでは、スクリプト作者が個人データへ自由にアクセスできるようになるおそれがあるため、気軽にインストールする前に、読者のコメントや評価に目を通すことが重要である、と適切な警告を行った。筆者は、「Flickr」で利用可能なすべての画像サイズを強制的にリンクとして表示させるスクリプト「Flickr Image Size」をテストしてみたが、何も問題は起きなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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