モバイルファクトリーは、ジェイマジックからモバイルサービス「顔ちぇき!〜誰に似てる?〜」の事業を買収する。モバイルメディア事業を強化するのが狙いだ。
顔ちぇき!は、人物の顔写真を専用メールアドレスに送信すると、どの有名人に似ているかを判定するというサービス。2007年4月に開始し、テレビなどに取り上げられたことで利用者が急増した。2009年11月時点で累計利用者数は1億人以上となっており、約170万人のメール会員がいるという。
買収の狙いについて、モバイルファクトリー代表取締役社長の宮嶌裕二氏は、「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)向けのアプリケーション事業に参入する方針で、顔ちぇき!をソーシャルアプリ化して柱の1つにしたい」と説明する。早ければ2010年1〜2月にもソーシャルアプリとして投入する考えで、早期に100万ユーザーの獲得を目指す。また、同社が開発するほかのソーシャルアプリにも顔ちぇき!ユーザーを誘導し、利用増を狙うという。「全体で400万〜500万ユーザーは狙える」(宮嶌氏)
ただしネット広告代理店のオプトを親会社に持つことから、引き続きモバイルサイトの顔ちぇき!も広告媒体としても育てていく方針だ。顔ちぇき!のサービス内容や名称についてはそのまま継承し、サービス自体も継続する。顔ちぇき!にかかわる人材5名を含む、サイト運営に必要な資産もジェイマジックから引き継ぐ。なお、買収金額については明らかにしていない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」