Googleはインターネット電話会社であるGizmo5を「Google Voice」チームに統合する目的で、買収したことを認めた。
この買収計画はTechcrunchによって今週報じられたが、AdMobを7億5000万ドルで買収するというGoogleの歴史上3番目に大規模な買収計画が同日に発表されたことで、その存在が薄れていた。Googleは米国時間11月12日遅く、Gizmo5を買収したことを認めたが、金銭面での条件は明らかにされなかった。
Gizmo5は「Skype」などのプログラムと同様に、ユーザーがインターネット上で電話をかけられるようにするウェブベースのVoIPクライアントだ。しかし、社内で開発されているSkypeのシステムと異なり、Gizmo5は「SIP」と呼ばれるオープンな規格をベースとしているため、SkypeよりもGoogleの世界観に合致しやすい。
Gizmo5はPCと携帯電話の両方で機能する。そして、同技術は何らかの形でGoogle Voiceの強化に利用される可能性が高い。Google VoiceはVoIPクライアントではない。Google Voiceでは、ユーザーは単一の番号を複数の電話機に割り当てたり、ボイスメールを文字に起こして電子メールに変換したりできるが、それらの機能は既存の電話ネットワーク上で実現されている。
GoogleはGizmo5で実現したいことを正確に把握できるまで、同サービスへの新規登録を一時停止しているが、現行ユーザーはこれまでどおり利用することが可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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