ソーシャルネットワークのTwitterを利用するうえで「retweet(つぶやきの転載)」が非常に重要な役割を担うようになってきたことを受け、Twitterは米国時間11月5日午後、ついにretweet機能を組み込んで一部で提供開始したことを同社ブログで発表した。
Twitterの共同設立者であるBiz Stone氏は、ブログで次のように述べた。「われわれはたった今、retweetと呼ばれる機能をごく一部のアカウントで利用できるようにした。実地でどの程度うまくいくかを調べるのが目的だ。retweetはボタンであり、これで特に面白いと思ったつぶやきを自分のフォロワー全員へ簡単に転送できる。その結果、興味深い情報、報道価値のある情報、あるいは単に面白いだけの情報がネットワークを介して迅速に広がり、そうした情報を知りたい人や知る必要のある人に効率よく伝わることになれば、と期待している」
今のところ、Twitterユーザーが気に入ったメッセージを転載する場合、その文頭に手作業で「RT」を追加してretweetしなればならない。一部のサイトは、Tweetmemeの「Retweet Button」を利用して、ユーザーが気に入ったメッセージをretweetする手間を少しだけ容易にしている。Twitterは2009年9月、retweetを実装するための仕組みをサードパーティーのTwitter開発者に公開し、この新機能を各自のアプリケーションに組み込めるかどうかを調べてもらっていた。そろそろTwitter本体にretweet機能が登場してもいいころだ。
新しいretweetボタンは基本的に、すでにTwitterに実装されている「返信」オプションとよく似た働きをする。retweetボタンをクリックするだけで、ステータス更新ボックスに転載したいつぶやきが入力される。この機能を使ったユーザーたちによると、メッセージの頭には従来の「RT」の代わりに新しいアイコンが表示されるというが、筆者はまだこの機能を利用していないため、アイコンが実際に現れるかどうかを確認できていない。
Twitterは、まず少数のアカウントでこのretweet機能をテストする計画だ。すべてがうまくいったら、「段階的に利用できるユーザーを増やし、最終的には全ユーザーが利用できるようにする」という。
retweet機能をすでに利用している読者がいたら、コメント欄で意見を聞かせてほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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