MySpaceが人気マイクロブログTwitterとの双方向同期を開始してまだ1週間だが、Twitterには早くもその影響が現れている。
Twitterのリンクトラッカー「TweetMeme」の集計によると、MySpaceの「lnk.ms」は今や、Twitterで最も利用されているURL短縮サービスの2番手につけている。
TweetMemeの過去24時間のデータでは、リンクを含むつぶやきのうち、15.66%でlnk.msが使われている(数字は原稿執筆時のもの)。lnk.msを上回っているのは「Bit.ly」のみで、こちらは外部へのリンクを含むつぶやきの69%以上で使われている。上位2サービスの後には、「TinyURL」「Ow.ly」「is.gd」が、それぞれ10.43%、2.75%、2%のシェアで続いている。
MySpaceは、Twitterとの同期機能を利用しているユーザー数を明らかにしていない。MySpaceの広報担当者は取材に対し、今はまだ利用状況の詳細を提供できないと電子メールでコメントを寄せた。Twitterからは現時点で回答を得られていない。
MySpaceがわずか1週間でTwitterにこれほどの影響を及ぼしたことは、実に快挙だ。MySpaceは米国時間9月21日、Twitterとの双方向同期を発表した。これによりMySpaceとTwitterを両方使っている人は、一方でステータスを更新すると、それを他方にも反映できるようになった。MySpaceのlnk.msはその際に使われるURLだ。
双方向同期を有効にしたユーザーがMySpaceのステータスを更新すると、更新内容の一部がTwitterにも表示され、そのつぶやきの末尾にlnk.msを用いた一意のURLへのリンクが張られる。ユーザーをTwitterでフォローしている人がそのリンクをクリックすると、更新内容のすべてを見られる仕組みだ。更新をプライベートに設定してある場合は、Twitterのフォロワーで、なおかつMySpaceでもユーザーとフレンドでなければ更新を見ることはできない。
とはいえ、MySpaceのURL短縮サービスの人気をあまり過大に受け止めてもいけない。TweetMemeの数字はあくまでTweetMemeが処理したリンクのみを基にしている。それに、URL短縮サービスの利用状況は過去24時間分しか追跡されていない。MySpaceのURL短縮サービスが長期的に生き延びていけるかどうか、今後に注目だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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