Microsoftは米国時間9月8日、アムステルダムで今週後半より開催される放送業界のカンファレンスを前にして、「Silverlight」の次期バージョンに関する詳細情報を新たに明らかにした。
特にMicrosoftは、Adobe Systemsの「Flash」に対抗する次期バージョンにて、オフラインコンテンツ向けにも「PlayReady」デジタル著作権保護(DRM)技術のサポート機能を拡大する方針を示している。同機能によって、各映画スタジオなどは、一般的に映画のDVDやBlu-rayディスク上で特典として提供されている映像をデジタル配信可能になると、Microsoftは述べている。
Microsoftは、新しい「Silverlight 4」の出荷時期に関してはまだ明らかにしていない。「Silverlight 3」正式版は、2009年7月にサンフランシスコで開催されたイベントにてリリースされた。
Microsoftは当時、Silverlightを2010年までに、あらゆるインターネット接続デバイスの半数に搭載させることが目標であると語っていた。この数字は、ほとんどのPC上に搭載されており、携帯電話上でも普及が進んでいるAdobeのFlashと比較すると、依然として大きな差をつけられている。
また、Microsoftは8日、いわゆるコンテンツの「Live Smooth Streaming」機能に対応する「Internet Information Services(IIS) Media Services 3.0」を、今後30日以内にリリースする予定であることも明らかにした。すでに同技術は、テニスの全仏オープンや「ツール・ド・フランス」自転車ロードレース、Michael Jacksonの追悼式典といったイベント中継のため、5月よりベータ版の活用が進んでいた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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