財団法人デジタルコンテンツ協会は、コンテンツ産業の市場規模、産業動向等の現状を解説、紹介する「デジタルコンテンツ白書 2009」を発表した。2008年における国内コンテンツ産業の市場規模が前年より縮小しているという。
まとめによると、2008年におけるコンテンツ産業の市場規模は前年比2.6%減の13兆8282億円。その内訳は、「図書・新聞、画像・テキスト」が44.1%、「映像」が34.6%、「音声・音楽」が12.9%、「ゲーム」が8.4%を占めた。
また流通メディアのうち、DVDやCD、書籍など「パッケージ流通」が49.2%。以下は、「放送」が28.5%、映画やコンサート、カラオケなどの「拠点サービス流通」が12.5%、「インターネット流通」が5.6%、「携帯電話流通」が4.2%となった。
一方コンテンツ市場のうち、デジタルコンテンツの市場規模は、前年比5.9%増の5兆8964億円。その内訳は、「映像」が37.2%、「音楽・音声」が24.3%、「ゲーム」が19.7%、「図書・新聞、画像・テキスト」が18.8%で、放送・拠点サービス流通を除いた流通メディア別では「パッケージ流通」が53.5%と最も多く占めているものの、経年では減少傾向にあり、「インターネット流通」、「携帯流通」がそれぞれ26.8%、19.7%となり、市場を拡大している。
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