大日本印刷(DNP)とDNPデジタルコム、千趣会の3社は8月25日、シールをはり付ける感覚で通販カタログサイトにコメントを投稿できるシステム「ぺたカタ」を発表した。9月1日の提供開始に先がけ、千趣会が運営する研究サイト「ベルメゾン・ラボ」で公開している。
ぺたカタは、カタログにシールをはるような感覚でコメントやクチコミ、短い文章のレビューを投稿できるシステム。コメントやアイコンのシールはドラッグ&ドロップでカタログページにはり付けられ、ほかの閲覧者と共有できる。また、ページに表示された商品を購入したり、カタログ請求したりできる。
DNPは、紙カタログの印刷データを用いて、ウェブ向けに電子カタログを制作するサービス「デジタルページメディア」を展開している。ぺたカタは今回、同サービスの新機能として追加される。同社によると、企業が一方的に情報を発信するだけでなく、生活者が情報を閲覧、共有できる通販サイトとして、他社との差別化を図れるとしている。
DNPによると、価格は電子カタログの企画と制作費60万円(100ページを想定)、ぺたカタの初期費用25万円、3万円/月から(ともに税別)としている。DNPとDNPデジタルコムは2010年度までに、1億円の売り上げを目指す。
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