AppleはGoogleがiPhone App Storeで「Google Voice」を提供することを認めなかったが、New York Timesによると、Googleは同アプリケーションをウェブベースのアプリケーションとして作り直すことを計画しているという。
David Pogue氏は米国時間8月7日、AppleとGoogle Voiceをめぐる現在進行中の出来事に関するコラムで、Googleがすでに抜け道を見つけていることを明らかにした。
Googleはすでに、Google Voiceアプリケーションの代替の準備を進めていると述べている。この代替は、「iPhone」に特化したウェブページという形態になることを除けば、Appleに拒否された同アプリケーションと全く同じ機能を提供する。代替品は、どの点から見ても、Google Voiceアプリケーションができただろうことと全く同じように動作する。iPhoneのホーム画面にアイコンとしてインストールすることさえ可能だ。
Google Voiceは、ユーザーが指定した単一の番号で自宅と職場の電話機、携帯電話に電話をかけることのできる無料のアプリケーションである。ボイスメールを文字に起こしたものを受け取ることも可能だ。Google Voiceを使えば安価で国際電話をかけたり、無料でテキストメッセージを利用したりできるため、同アプリケーションをブロックするという決定には裏でAT&Tが関与しているとの憶測もある。
Google Voiceをウェブアプリケーションとして利用できるようにするだけで、Appleの考えが変わるかどうかは定かではないが、そうした前例は存在する。AppleはGoogleのiPhone向け「Latitude」についても、ウェブアプリケーションとして作り直されるまで拒否していた。
Googleの広報担当者は、同プロジェクトがどれほど完成に近づいているのかについてはコメントしなかったものの、これまで通りの次の声明を繰り返した。「われわれは、今後もiPhoneユーザーにサービスを提供する取り組みを続けるつもりだ。一例を挙げると、モバイルブラウザの進化を利用したものを提供したい」(同社広報担当者)
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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