Microsoftは米国時間7月21日、かつてGoogleのYouTubeのライバルだった動画共有サイトSoapboxを閉鎖する計画であると述べた。
Microsoftは6月、CNET Newsに対して、Soapboxの大幅な規模縮小を計画していると話していた。ところが、Soapboxは規模縮小ではなく、完全に閉鎖されることになった。
「われわれは、Soapbox機能を停止することに決めた」とMicrosoftのバイスプレジデントで、MSNの責任者を務めるErik Jorgensen氏は電子メールで述べた。「われわれは、7月29日をもってSoapboxへの動画のアップロードができなくなること、そして、8月31日をもってSoapboxが終了することを、7月21日より顧客と社内外のパートナーの両方に通知していく」(Jorgensen氏)
Microsoftは、毎月8800万人のユニークユーザーを誇り、毎月4億8000万本の動画をストリーミング配信している「MSN Video」についてはサポートを継続する、とJorgensen氏は述べた。MSN Videoのストリーミング動画のうち、Soapboxが占める割合は5%以下だった。
「われわれは、現在の形のSoapboxサービスは終了させるが、MSN Videoを通して、ユーザー生成コンテンツやそのほかの動画サービスへの取り組みは続ける」とJorgensen氏は話した。「さらにわれわれは、ブロガーや市民ジャーナリストが簡単にコンテンツをアップロードし、MSNユーザーと共有できるようにする機能のMSN Videoへの追加も計画している。われわれの全体的なコンテンツ戦略において、動画は今でも重要かつ成長著しい分野である」(Jorgensen氏)
Microsoftは2006年にSoapboxをローンチしたが、YouTubeのような幅広い人気を得ることはなかった。Google自身の動画共有サイトGoogle Videoも同様に成功しなかったが、Googleは同サイトをサポートする道を選んだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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