サイバーエージェントの連結子会社であるマイクロアドは7月9日、国内の行動ターゲティング広告市場に関する調査結果を発表した。
今回の調査では、業界関係者や広告主へのヒアリング結果と、世界各国の調査レポートや公表データをもとに、2008年の行動ターゲティング広告費と2009年から2012年までの市場規模を試算した。
2008年は国内で、大手ポータル系から専門サイトを束ねる特化型までアドネットワークの立ち上げが相次いだ。その多くが独自の行動ターゲティング広告商品を発表し、行動ターゲティング広告の普及が促進されたという。
また、2008年後半からの景気減速により、インターネット広告市場ではターゲットを絞り込んだ広告配信のニーズが高まり、広告主の行動ターゲティング広告への需要が高まったという。
このことから、2008年の国内の行動ターゲティング広告費は120億円となり、2008年7月に発表した市場予測の95億円を大きく上回る結果となった。
マイクロアドでは、アドネットワークの増加に伴い、行動ターゲティング広告のシェアは今後も高まると見ている。2009年の行動ターゲティング広告市場は160億円、2010年は240億円、2011年は337億円、2012年は505億円に成長すると予測している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス