シックス・アパートは7月8日、ウェブサイト管理ソフトの最新版「Movable Type 5」(MT5)を発表した。8月上旬にベータ版を公開し、10月中に製品を出荷する予定だ。
MT5は現行のMovable Type 4から2年ぶりのメジャーバージョンアップ。ウェブサイト管理機能を強化し、目的によってさまざまなタイプのサイトを構築できるようになった。これまでのブログCMSにとどまらない、「ウェブサイト運営の新標準」(シックス・アパート代表取締役の関信浩氏)に仕上がっているという。
主な改善点は以下のとおり。
MT5のミッションは「目的にそったウェブサイトを、誰もが、作れる、配れる、利用できる」こと。シックス・アパート製品企画担当 執行役員の金子順氏は、「Movable Typeは当初から拡張性が高く、柔軟なフレームワークだった。知識があればどんなサイトも作れるところが大きな強みだったが、手軽にできないところは改善点だと思っていた。いまのMovable Typeの潜在能力を100%引き出すにはかなりの経験が必要だった」と語る。
これまでユーザーごとの知識、ノウハウに依存するところが大きかったMovable Typeだが、MT5では「何でもできる」から「誰もができる」を実現するフレームワークを目指したという。
新バージョンには新たな価格体系も導入する。基本ライセンスが6万3000円(1サーバ、5ユーザー)に変わるほか、従来の「追加ユーザーライセンス」を廃止し、新たにユーザー数無制限の「サーバーライセンス」(1サーバ、無制限ユーザーで12万6000円)を用意した。7月8日から新価格体系で先行販売を開始し、基本ライセンスが5万2500円、ユーザー無制限版が10万5000円となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」