パソコンや携帯電話などで遊べるオンラインゲーム。現在では、楽しめるゲームのジャンルも豊富だ。今回は無料版のオンラインゲームについて、20代〜40代のネットユーザーに調査を行い、男女570名の回答を集計した。
まず、パソコン以外の機器(ゲーム機や携帯電話など)を使ってゲームをすることがあるかを尋ねると、「頻繁にある」が12.5%、「たまにある」が31.4%で、合わせると4割半がパソコン以外の機器でゲームをした経験が「ある」と回答。20代では55.4%と過半数にのぼった。
パソコンを使って、有料のオンラインゲーム(WEBブラウザを利用して楽しめるゲーム)をしたことがあるかを尋ねると、「ある」と答えたのは全体の14.7%。男女差はほとんどなかったが、年代別では若い年代ほど高く、20代では19.1%だった。
一方、無料のオンラインゲームをしたことが「ある」と答えたのは全体の48.4%。こちらもやはり若い年代ほど経験率は高く、20代では59.3%に達した。また、パソコン以外の機器でのゲーム利用者に絞ってみると72.4%が、有料オンラインゲームの利用経験者では88.1%が「無料オンラインゲームをしたことがある」と回答。ゲーム好きはさまざまな形態で楽しんでいるようだ。
ちなみに無料オンラインゲーム経験者に、近頃増えている「ブッシュ元大統領への靴投げ事件」や「豚インフルエンザ」などの時事ネタを元に即座に開発されるオンラインゲームで遊んだことがあるか聞いたところ、「ある」としたのは12.0%で、経験者はまだ少ない様子。
続いて、無料のオンラインゲーム経験者276名に、「ひとりで遊べるもの」と「対戦できるもの」どちらをすることが多いか聞くと、「対戦できるもの」が21.7%、「ひとりで遊べるもの」が78.3%で圧倒的多数に。女性と30代・40代では8割を超えている。
では、具体的にどのような無料オンラインゲームをしたことがあるか、8種類の中から複数回答形式で答えてもらった。最も多かったのは「パズル・カード」で、71.7%と突出している。2位は「ロールプレイング(36.6%)」、3位は「アクション(26.1%)」という結果に。
「ロールプレイング」では男性(41.1%)と20代(46.3%)が、「シューティング」では40代(30.9%)が他に比べて多い点が目立った。また、「パズル・カード」で高い支持を集めたのは「ひとりで遊べるもの」で高比率となった女性と30代。ともに8割弱を占めているところを見ると、ひとりで没頭して遊びやすいゲームジャンルなのかもしれない。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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