インクリメントPは6月3日、地図ソフト「MapFan.net」の新版「Ver.10」のダウンロード販売を開始した。GPSに対応したほか、駐車場の空車状況やガソリン価格情報などを新たに表示した。
MapFan.net Ver.10ではまず、GPSに対応した。現在地を表示できるほか、移動した経路の保存、編集ができ、携帯電話などからデータを移行することもできる。また、編集したデータをブログなどに表示することも可能だ。ネットブックなどでの利用を想定している。
このほか、過去1年間にテレビで紹介された店舗やスポットを表示する機能や、近くのガソリンスタンドのガソリン価格を一覧表示する機能、駐車場の空き状況を表示する機能なども追加した。ガソリン価格はアイ・アール・アイ コマースアンドテクノロジーの「e燃費」から、駐車場の空き具合は駐車場を運営するパーク24や三井不動産販売などから情報を得ているという。
MapFan.netは2001年に販売開始されており、地図データのうち必要な部分だけを随時ネットからダウンロードする形式を取る。MapFanはオンライン版のMapFan Webなども提供しているが、MapFan.netは特にシニア層から強い支持を得ているとのこと。「PCを初めて買った人が、『ついで買い』で購入するケースも多い」(インクリメントP広報)といい、これまでに数十万本を販売しているとのことだ。
価格は12カ月ライセンスで2079円。対応OSはWindows Vista/XP。パッケージ版については、6月26日から全国の家電量販店で販売する。このほか、自動速度違反取締装置(オービス)の位置を表示する「Option オービスデータ for MapFan.net 2009年度版」も1029円でダウンロード販売する。
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