ネット上の誹謗中傷による人権被害の届け出が、2008年に急増していることがわかった。これは法務省が3月26日に公表した報告書で明らかになった。
まとめによると、2008年に法務省の人権擁護機関にネット上の誹謗中傷で申し出された件数は、前年の23.2%増となる515件で、過去最高を記録。また、その内訳は「名誉毀損」が17件、「プライバシー侵害」が238件となり、全体の80.4%を占めた。
そのほかの事案では、差別助長行為が19件。このうちプロバイダーなどに対して削除要請されたケースは75件にのぼり、前年比47.1%増加した。
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