Amazonは米国時間3月5日、顧客の中古ビデオゲームをAmazon.comのギフトカードと交換で下取りする新しいプログラムを発表した。このプログラムの開始時は約1500タイトルが対象で、それらはすべてプラットフォームでフィルタリングして検索できる。ユーザーが持っているゲームを選んでギフトカードと交換したい場合、Amazonは送料分のプリペイドラベルを発行する。Amazonが正しいゲームが送られてきたことを確認した後(そして傷などで使用できない状態でなければ)、ユーザーのアカウントにギフトカードが加算される。
このサービス導入の一環として、Amazonは今後2週間、ゲームを下取りに出すユーザーを対象に、ゲームやビデオゲームアクセサリを10%値下げする。
このサービスがゲーム市場を大きく変えることになるのは、このビジネスを10年以上続けている会社よりも、概して高い下取り価格をAmazonが提示しているという点だ。そしてギフトカードは、ゲームを購入するためのストア内でのクレジットとして使用するのではなく、Amazonで販売するほかの商品にも使用できる。
この下取りサービスと、2月初旬に開始したカジュアルゲームのダウンロードサービスの間で、Amazonが不況に強いと思われるゲーム業界にまた少し深く参入しようとしていることは明らかだ。GameStopは、2008年第2四半期に20億ドルに迫る利益を上げたが、その大半が下取りによるものだ。人々が借金の返済のために資産を整理したり、現金を工面したりしようとする中で、中古のゲーム市場は2009年に大きく成長する業界の1つとなる可能性がある。
しかし、まだ1つ欠けているのは、中古ゲームを買い手に販売する店頭だ。おそらくAmazonは、中古ゲームをほかの中古品の小売業者に再販売するか、中古ゲームをストックし、同社の中古品販売オプションに組み入れるかのどちらかだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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