Googleは、競合メールサービスから「Gmail」への移行プロセスを簡素化するため、オンラインアカウント移行ツールプロバイダーであるTrueSwitchと提携したという。Googleの動向を追跡する非公式ブログのGoogle Operating Systemが報じた。
Googleはこれまで、Gmailユーザーが他のメールサービスからアドレス帳やメッセージをインポートできるツールを提供してきた。しかし、同社は、これまでのデータインポートが新規ユーザーにとって複雑であると考え、アカウントをより簡単に移行できる手段を模索していたようだ。
Google Operating Systemによると、TrueSwitchの移行ツールを利用することにより、「AOL Mail」「Yahoo Mail」、MSNの「Hotmail」といった他のメールサービスで使用していた全てのデータをGmailに取り込めるという。
このTrueSwitchの移行機能は、Gmailの「Settings(設定)」メニューに追加される予定。インポートしたいアカウントのメールアドレスを入力すると、アカウントのパスワードの入力とインポートしたいデータの決定を求められる。またユーザーは、インポートしたメッセージにラベルを付けて、古いアカウントに送信されたメールと新しいGmailアカウントに送信されたメールを分別できる。インポートしたメッセージがGmailに現れるまで24〜48時間かかる。
TrueSwitchのツールを利用することにより、Gmailへの乗り換えに伴う困難は大幅に緩和される。Yahoo MailやHotmailユーザーの中には、Gmailへの移行に伴うデータの喪失を嫌い、従来のサービスを使い続ける人もいた。
TrueSwitchのインポートツールは、今後数日かけて展開されていくもようだが、全てのユーザーが利用可能になるのがいつになるのか明らかではない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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