Mozilla Foundationは米国時間2月3日、「Firefox」のアップデートをリリースした。Mozillaの開発者は、このアップデートでFirefoxのいくつかのセキュリティ問題と安定性の問題が解決されると述べている。
「Firefox 3.0.6」では6つのバグが修正される。その中で最も深刻なバグは、Firefoxのレイアウトエンジンに影響するJavaScriptの問題で、開発者はその重要度を「最高」としている。この脆弱性は、Mozillaの電子メールクライアントである「Thunderbird」とインターネットスイートである「SeaMonkey」にも影響を与え、攻撃者が脆弱なマシンで不正なコードを実行可能にする恐れがある、とMozillaは述べている。
Mozillaは、このアップデートで、「Adblock Plus」などに含まれるスクリプトコマンドとプラグインとの連動が改善され、表示に関する問題も修正されるとしている。
Firefoxが「Internet Explorer」の市場支配を少しずつ切り崩す中で、このアップデートがリリースされた。ウェブ調査会社Net Applicationsが2日に発表した統計によると、全世界におけるInternet Explorerのブラウザ市場シェアは現在67.55%で、1年間で7%以上低下している。一方、MozillaのFirefoxブラウザは、同じ期間で市場シェアを3%以上伸ばし、21.53%となっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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